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マネージャーになって気づいた、大事なこと
クロストーク

研修がある環境で、
マネージャーに。
期待されることで、
更に成長へ。

「ベネクシーで自分自身が変わった」と語るのは、高橋店長。プレイヤーからマネージャーになるきっかけとなった「マネジメント研修」にフォーカスして、そこでの学びや変化を振り返ってもらいました。

高橋 英和

ビルケンシュトック 店長
2015年入社

前職はアパレル、カフェバー、雑貨店での店長職。ビルケンシュトックが好きだったことと、働く環境や社風に惹かれて入社。一ヶ月のOJT、副店長を経て、入社11ヶ月後に店長に就任。数多くの実績を残す。2016年は年間優秀店舗としてテナントからの表彰を、2017年は社内の年間MVPに選出された。また、ルミネが毎年1回開催する接客ロールプレイングコンテストで、「ルミネスト ブロンズ」を2018年と2019年の2回受賞している。

マネジメントで大事なのは、
メンバーとの向き合い方。
これを研修で学べたことで、
大きく成長できました。

入社されて早くに店長への就任をお願いされたそうですね。就任当時は、悩まれることも多かったのではないでしょうか。
高橋
そうですね、最初の頃は悩みの連続でした。店長に就任したからにはなんとか結果を出さなくてはと、ほとんど一人で奮闘していたような感じで。スタッフとの信頼関係が全く築けていなかったんです。就任初月は店舗目標を達成したのですが、自分が店舗に不在の時は全く数字が上がらなかったんです。「もっと大きな店舗を担当したい」という前向きなキャリアを思い描いていたのですが、うまくいかず…。
当時、教育担当の上司に面談をしてもらった際に、“上司から言われた言葉で変わられた”とお聞きしましたが、どんな言葉をかけてもらったのですか?
高橋
面談時に「高橋さんはプレイヤーとしては優秀でも、マネージャーとしてはまだまだ。今のままでは、壁にぶつかった時に超えられない」とストレートに言われました。スタッフとしっかりと向き合うことの大切さやマネジメントの重要性をまだまだ分かっていないと告げられたのです。リーダーシップ力、コミュニケーション方法、チームビルディングなど、学ぶべきことがたくさんあることを痛感しました。
その時、どんなことに気付かれたのですか?
高橋
今思えば、これまでのマネジメントは、自分主体のものだったんですね。スタッフ個々のことはあまり考えておらず、「自分と人(相手)は違う」という観点がありませんでした。当時の上司に教えていただいてからは、スタッフ一人ひとりと月2回は面談を実施しています。「お店のビジョン」の下でスタッフ個別に目標を設定し、個々のモチベーションや考えを大事にするように心がけました。店舗売上を重視する前に、まずはスタッフの成長を重視する店舗運営に。すると、スタッフとの信頼関係も深まり、売上も自然とついてきました。
高橋さんのように、プレイヤー時代は成果を上げていた人でも、店長に就いて複数メンバーをマネジメントするようになると悩む人は多いと思います。だからこそ当社では、全国の店長・店長候補を対象に、体系化した研修(マネジメント研修)を実施しているんですよね。
褒めるスキル、叱るスキル、伝えるスキルなどを中心に、マネジメントにおいて必要なことを同じポジションが集まって学べるようにしています。(下記参照)
マネジメント研修で
学べること 一例
対象者: 店長、副店長、サブマネージャー

学べること:「褒めるスキル」「伝えるスキル」「叱るスキル」など、マネージャーとして必要なコミュニケーションスキル。それらに加え、個人面談のやり方から課題解決力まで幅広い内容を学んでいただきます。研修で学んだことを店舗で実践し、次回参加時には発表し習慣化していく、という経験学習モデルを取り入れた研修スタイルです。

店長の皆さんから話を聞くと、マネジメント研修の影響の大きさを感じます。マネジメント研修を受ければ、誰でも成果を上げられるのでしょうか?
高橋
それは本人次第だと思います。研修で学べるのはリーダー・マネジャーとしての「あり方」「やり方」であり、今後自身を変えていくための「きっかけ」に過ぎません。大事なのは、研修を受講された方がどう受け止めて、今後の店舗運営でどう実践していくのか。そこに、研修後の差は大きく出ると思います。
そうですよね。高橋さんが凄いのは、研修で教わったことを受け入れて実直に実践されたこと。いわゆる守破離の「守」ができる素直さ、その素直さが一番大事だと思います。そして、会社の期待に対して、期待を超えられるように努力してくれる。成果を出してくれるから、こちらも更に高い期待をかけていく。期待の繋がり、そこに全てがあるんだと思います。

お客様のために頑張りたい、
仲間の成長が嬉しい。
そう思えるようになったのが、
私自身一番の変化だと思います。

高橋さんが今日まで頑張ってこられた原動力って、何でしょうか?入社後、モチベーションを継続できた理由を教えてください。
高橋
仕事に対する価値観の変化が、一番大きいと思います。これまでの会社では、仕事でアツくなれたり悔しがったりすることがありませんでした。あくまでも自分のための、仕事だったのです。しかし、ベネクシーに入社後は、「誰かのために頑張ろう」という想いが芽生えるようになりました。お客様の期待に応えられるような接客・提案がしたい。上司や仲間の期待に応えたい。ベネクシーでは、そう思うことができました。
人は、出会う人によって変わることができると思っています。何かの縁で出会った仲間なので、仕事を楽しんでもらいたいですし、どんどん成長してほしい。先日もマネジメント研修で、店長みんなでこれまでを振り返ったんですね。「自分は店長に向いていないんじゃないか」と悩んでいた人でも、今は立派に成長しているようです。リーダーシップは生まれ持った人だけのものではなく、学び得ることができる「技術」だと、私は考えています。
尊敬できる上司や先輩がいて、お互いに切磋琢磨している職場、それを作るのがきっと店長の役目なのでしょうね。雰囲気が良い店舗は、確かにお店の成績にも表れますよね。高橋さんの今後の目標は何ですか?
高橋
ベネクシーに入社して、自分はとても強くなったと思います。今度は自分が受けた恩を、メンバーや後輩に恩返ししていきたいです。自身の好きな言葉で「ペイフォアード」というものがあるのですが、「ある人物から受けた親切を、また別の人物への新しい親切でつないでいく」という意味があります。「ベネクシーに入社して良かった」「高橋さんと一緒に働けて良かった」と言ってもらえるような先輩でいたいです。
実際、高橋さんの店舗の新しいスタッフが「このお店に配属されてよかった」と言っていたし、サブマネージャーも「高橋さんと働く事ができて本当に嬉しかった!これからも、ついていきます」と話していました。それは、何よりも嬉しいことですね。
一緒に働く仲間のために頑張りたい、と思える先輩がいるのは、とても心強いと思います。高橋さんのような店長がベネクシーにはたくさんいるので、これからベネクシーに入社してくる人は、安心して仕事を楽しんでほしいですね。

「高橋店長のモチベーショングラフ」
~ベネクシー入社前と入社後の変化~

  • 入社前友人と飲食店を開業し、店舗づくりの面白さを知るが、挫折。その後、アパレル雑貨店に転職し、店長兼商品管理・企画を担当した。業務量が多く、体力的にも精神的にも辛く、転職を決意。
  • 1年目店長候補として入社。研修を終えた後に副店長として店舗を任される。予算達成と目標達成がモチベーションとなった。入社11ヶ月後に店長として異動。
  • 2年目異動初月に予算達成など新任店長として結果出せて嬉しかった反面、スタッフとのコミュニケーションが上手くいかず、問題が発生。店長としての自信を無くしつつあった。
  • 3年目グループリーダーの支えがあり、ゼロからお店づくりに向き合うことを決意。従来の考えを捨てて「スタッフの成長と店舗全体での目標達成」を店長のあるべき姿に。個々の人間性を受け入れ、結果だけでなくプロセスを大事にするなど、マネジメント研修での学びを活かすように。結果、店舗業績は上がり、スタッフからも愛されるマネージャーとして邁進している。



※掲載内容は2020年9月時点の情報です。